中国・アモイ市で第9回BRICs首脳会議、9月3日から5日まで、第3回東方経済フォーラムが6日から7日までロシア・ウラジオストクで開かれた。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南ア首脳の会合で、4日、71項目からなる「アモイ宣言」を採択、60を超す成果文書と100の行動計画が発表され、より公正かつ平等な国際経済秩序・国際的かつ地域的平和と安定の維持・諸国民間の文化的多様性保持と交流活発化のために南南協力を進めていくことを確認した。4地域5カ国は「連帯と協力」を進め、途上国の集団的台頭は「逆戻りしない時代の流れ」との認識を共有した。習近平国家主席は「新興市場は2016年の総グローバル成長の約80%を占めており、世界経済の主要エンジンである」と述べた。
また「BRICs+」の枠組みの中でタイ、メキシコ、エジプトの首脳も招待され、中国政府の進める一帯一路構想と拡大BRICsとの連携が示唆された。5カ国首脳は軍事介入と一方的経済制裁を国際法違反と非難し、宣言に「他国の安全保障を侵害しておいて自らの安全保障を強めることはできない」と明記した。アフリカ連合(AU)代表も参加、次回は南アが議長国、「協力の同心円」が拡がっている。
東方経済フォーラムには安倍晋三首相も参加、並行してプーチン露大統領、ムン・ジェイン韓国大統領、バトトルガ・モンゴル大統領とそれぞれ首脳会談を行った。会議には55カ国から2500人超が参加登録した。
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