1月31日〜2月2日の3日間、EUを離脱した英国のテレサ・メイ首相が51社の企業代表者とともに中国を公式訪問した。金融サービス、医療、ライフサイエンス、食品、飲料、先端製造業、科学技術、エネルギー、教育(大学含む)、インフラなどの分野からビジネス代表団が同行した。
2015年に習近平国家主席が訪英して以来、両国は17年の大使級外交関係樹立45周年を経て「黄金時代」を迎えており、在中ウッドワード英大使は「英は中国の一帯一路建設のパートナーである」と述べている。
中国の対英投資は2017年に倍増、208億米ドル、メイ首相は国内ならびに離脱問題の指導力不足により保守党内からの退陣圧力に直面しているが、「私は簡単にあきらめない」と述べ、辞める意思はないと表明している。
メイ首相の訪中は李克強首相の招きによるもので、13年にキャメロン首相(当時)が大ビジネス代表団を率いた公式訪問以来で、両首相は定例となる「新ラウンド首相年次会合」に着手した。昨年12月にはロンドンで第5回ハイレベル人文交流メカニズム会議が開かれ、教育・科学から地方協力までの広い分野で50項目の協定が調印され、ハント保健相は「両国国民の友情と協力の深化」を評価した。
また同月15日、フィリップ・ハモンド財務相が訪中して第9回中英経済・財政・金融対話で李首相と会談、貿易・投資促進および金融センター中心地としてのロンドンの優位性を活用して協力を深める互恵関係を確認した。
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