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2018.05.08
新国家評議会議長は革命的勝利後世代
キューバ

 4月19日、キューバ人民権力会議(国会)はミゲル・ディアス・カネル第一副議長(58)を国家評議会議長として選出した。ラウル・カストロ氏はキューバ共産党第一書記として今のまま務める。ディアス・カネル新議長は選出に当たり、「最近の一連の選挙において有権者は政治工作、不正、汚職を見ることなく、各階層から謙虚かつ勤勉な人々を真の代表者として選び」、それは「国民の一致団結の勝利と革命防衛の決意の表現である」と述べ、「私は国民とともに引き続き働く」と言明した。
 4月19日は、「プラヤヒロン勝利(=1961年ピッグス湾事件/米軍事侵攻敗退)」から57年目の記念日であった。この事件以来、キューバ革命の社会主義的性格が宣言され、今日に至る。
 
 新議長は中部ビヤ・クララ州出身、大学で電子工学を学んだ。青年共産同盟(UJC)で活動し、国際主義者としてニカラグアで働き、帰国後、共産党の地方委員会の第一書記を務めた。その後、党政治局員、高等教育相になり、2012年に国家評議会副議長に選出された。

 去る3月11日には国会議員選挙が行われ、605人が選出された。議員の平均年齢は49歳、87・6%が革命勝利後の生まれで、40・5%は黒人または混血である。女性議員は53・2%を占め、うち24人は35 歳以下である。この国会議員の中から31人が国家評議会委員として選ばれ、社会主義制度の継続・発展を指導的に担う。女性は15人である。革命過程は継続していく。

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