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2019.01.29
笑顔戻る判決を 〜福島原発かながわ訴訟〜
原告ら署名提出【横浜地裁で2月20日判決】
 
 福島原発かながわ訴訟原告団・福島原発被災者支援かながわ弁護団・福島原発かながわ訴訟を支援する会の3者は1月10日、「笑顔が戻る判決」を求めて、1万6745筆を横浜地裁に提出した。これまでの提出分を含めると、署名は合計2万8058筆になった。

 東京電力福島第一原発事故で神奈川県内に避難した60世帯175人が、東電と国を相手に損害賠償を求めた訴訟で、判決は2月20日に言い渡される。

 原告は、事故の約5年前までには、東日本大震災と同程度の地震が発生し、それに伴う津波が原発建屋に浸水して全電源を失う恐れがあることを東電が予見できたが、対策を怠ったと主張して、約54億円の支払いを求めている。一方、東電や国側は、予見できなかったと反論している。

 原告団の村田弘(ひろむ・76歳)団長は、「多くの方から署名という形で応援をもらっている。裁判所にはこれまでにない我々に寄り添った判決を求めたい」と訴えた。

 同種の集団訴訟は全国で約30件争われており、これまでに出た7件の一審判決全てで東電の責任を認めて賠償を命じ、国が被告になっている5件の内4件で国の責任を認定している。しかし、賠償額は請求に比べ不当に低く抑えられている。

 支援する会では2月20日(水)10時の判決に当たって、原告団・弁護団の入廷行動を支援するため、横浜地裁前に9時までの集合を呼びかけている。

 18年7月19日の結審日と同様に赤と青の横断幕を掲げ、「民衆の歌」を音楽とコーラスで原告団・弁護団の入廷を支援することにしている。

 判決が終了するまで地裁前集会を継続、判決の結果を待ち、弁護団から簡単な報告を受ける。地裁前集会終了後、「判決報告会&記者会見」を横浜情報文化センター6Fホールで開き、弁護団・原告団による報告を受ける。

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