岩中さん16年ぶりの選挙 市議も予断許さず
県議1人・市議4人の公認現職全員の当選へ2月16日、熊本県荒尾市の総合文化センターで「新社会党地方選挙勝利市民大集会」が開かれ、280名が結集、決意を固めた。
集会では、3月29日告示、4月7日投票の熊本県議選に荒尾選挙区(定数2)から連続7期目の挑戦をする岩中伸司さん(70歳、中央本部副委員長)、4月14日告示、21日投票の荒尾市議選(定数18)に立候補する共に7期目を目指す谷口繁治さん(72歳)と田中浩治さん(55歳)、3期目を目指す坂東俊子さん(69歳)、2期目を目指す木村誠一さん(61歳)の5名全員の必勝を誓った。
過去3回無投票だった岩中さんは03年以来、16年ぶりの選挙となる。自民党公認と無所属保守の新人は66歳、37歳で、「岩中さんは大丈夫。保守2人の争い」との触れ込みで“岩中落とし”を狙っている。岩中後援会は16年間に高齢化が進んだこともあり、「どう勝利の態勢をつくるかが大きな課題」(池田章子・党荒尾総支部書記長)。 22人が立候補予定の市議選も、前回は党の候補者が最下位から2番目と最下位だったこともあり、今回も4人全員が厳しい闘いとなっている。県議・市議総合選対では、「県議選と市議選の闘いをしっかり連携させて、総体の底上げで全員当選をめざしたい」と総力を上げている。
集会では、岩中後援会の甲木正博会長の開会挨拶の後、早野正矩総合選対委員長が「公認候補全員の当選のため全力を出して闘おう」と力強く挨拶した。
その後、7月の参院選熊本選挙区に立候補を予定している、あべ広美弁護士も応援に駆けつけて「安倍自民党政権に終止符を打つために共に頑張りましょう」とエネルギー溢れる挨拶。新社会党中央本部の岡ア宏美委員長は、「参院選に勝つためにもまず荒尾で県議・市議全員の勝利を」と力強く激励した。
また、地域を代表して2人から意見発表があった。
石原妙子さんは、「憲法が危機になっていること、2011年の東日本大震災、原発事故以来国民の意識とは裏腹に原発が再稼働され、今の安倍政権ではいけない。そのためにも今回の県議、市議選を皆さんと共に頑張りたい」と闘う決意を訴えた。
渡辺勇一さんは、「最近失業した。会社に勤めているときには分からないことが見えてきた。毎日の暮らしが県や市の予算と関わりがあり、昨年は中学校の教室にエアコンが設置されたが、小学校はまだだ。今回の選挙は大事だ」と自治体選挙の意義を強調した。
最後に、予定候補5人がそれぞれ選挙戦に臨む決意を力強く表明し、岡ア委員長から選挙で使うタスキをかけてもらい、勝利に向けて全員で「団結ガンバロウ!」で気勢を上げた。
熊本県議・市議候補について→クリック
|