知事選と同日投票になる札幌市長選挙で新社会党は、無所属新人で人権派弁護士の渡辺達生候補(54歳)を推薦、札幌圏総支部を軸に全力を上げている。
前回、民主、社民、連合北海道などの推薦で自公推薦候補を破った現職の秋元克広候補(63歳) を自公が推薦、立憲民主、国民民主、連合北海道も推薦したことから1999年以来20年ぶりの与野党相乗りとなった。
これに対し、「明るい札幌市政をつくる会」などから「市政転換のため市民生活重視の市長候補を擁立しよう」との働きかけがあり、党札幌圏総支部は自由党、共産党、市民団体との4者による「市民主権を実現する会」を設立、2月28日には渡辺弁護士と共に記者発表、夜には設立集会を開いた。
渡辺弁護士は、貧困対策やアスベスト・じん肺訴訟、NTTリストラ訴訟などに関わり、人権派弁護士として活躍。選挙に臨み、@建設投資より福祉・教育・子育て支援A公契約条例などにより、所得が上がり、消費が増え、経済が回る仕組み作りB原発ではなく自然再生エネルギーの拡充などを打ち出した。

渡辺達生
弁護士、東京生まれ、54才。自由法曹団常任幹事・北海道支部事務局長、日本労働弁護団に所属。
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