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  4. 2019.07.02

改憲阻止議席の獲得へ
市民と野党が総がかり
       

加藤千穂さん勝利へ協定《栃木選挙区》
 参院選栃木選挙区(改選数1)で立憲野党統一候補の加藤千穂さん(43歳)の勝利に向けて野党と市民団体「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める県民ネットワーク」(県民ネット、52団体)は6月10日、宇都宮市内で「共闘協定」に調印した。

 協定は、@憲法9条の改定反対A安保法制などの廃止B10月に予定される消費税率引上げ中止など13項目で、各野党と県民ネットは全力で闘い、加藤さんは当選後、政策実現のために最大限の努力をすることとしている。

 締結式で県民ネットの伊藤直子共同代表は「憲法を巡り大切な選挙。市民と野党の共闘の力で加藤さんを国会に送りたい」と述べ、加藤さんは「真っ向勝負の土台を作って頂き、党派を超え、世代を超え、思いが県民に届き大きなうねりとなるよう全力で頑張る」と決意を表明した。締結式には、新社会党から県本部の柿沼久夫委員長が出席した。

 また、県民ネットは15日に宇都宮市内で「平和憲法を守り戦争法廃止を求める県民パレード」を行い、大粒の雨の中、約600人が参加、約2・2キロを歩きながら9条改憲反対などを訴えた。(栃木発)


2人当選で逆転実現を《千葉選挙区》
 参院千葉選挙区(改選3)で逆転を!新社会党千葉県本部は、立憲民主党現職の長浜博行氏(60歳)と共産党新人の浅野史子氏(48歳)を応援、2人の当選に向けて「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める千葉県市民連合」(千葉県市民連合)との共同行動を展開している。

 千葉選挙区は、自民公認・公明推薦の現職が2議席を守るのか、それとも野党側が2議席を獲得して改憲勢力を少数に追い込むのかの激しい戦いになる。

 「千葉県市民連合」は自公勢力を少数に追い込むために立憲野党とそれぞれ政策協定を結んで長浜、浅野両氏の当選を目指しているが、新社会党県本部も5月31日に政策協定書に調印、総支部、支部の置かれた状況に合せて市民連合との共同行動を進めている。

 政策協定は、@安倍政権が進める改憲に反対、安保法制の廃止、偽装と私物化の政治を許さない、A東海第二原発を廃炉にし、地産地消エネルギーで原発に依存しない社会を目指す、B消費税10%の10月増税をやめ、法人税の応分の負担・富裕層の適切な課税を行う、など8項目。(千葉発)


犬塚道史さん統一候補に《佐賀選挙区》

 参院佐賀選挙区を巡って6月15日に新社会党を含む立憲野党6党と、大学教授や弁護士らでつくる市民団体「市民連合さが」が県庁で記者会見し、国民民主党から出馬する犬塚直史元参院議員(64歳)を野党統一候補として闘うことを発表した。

 この夏の佐賀選挙区(改選1)は犬塚氏と自民党・現職の山下雄平議員(39歳)との一騎打ちとなる公算が高くなった。また、共産党県委員会はこの場で、新顔の大森斉氏(63歳)の立候補取り下げを公表した。

 市民連合さがは「佐賀独自の政策協定」として、@佐賀県の農業を守り発展させ、地域経済を守る。また地域の疲弊の解決と交通弱者に寄り添う政治の実現、A諫早干拓事業の紛争解決は、国の主張する「開門なしの基金案」ではなく、紛争当事者による和解での解決を求めるB新鳥栖―武雄温泉駅間の新幹線問題については、フル規格ありではなく、県民の民意に添った解決を図るC佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイ配備計画の白紙撤回の4項目を提示、各党の県組織の代表らが合意、署名した。

 新社会党からは佐賀県本部の高木佐一郎委員長が出席した。(佐賀発)
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