新型コロナウイルスの感染下、第25回定期全国大会の開催は集合形式を見送り、議案の採決は書面議決に委ねました。各都道府県本部においても何かと困難な状況下での議案討議にご苦労をお願いしましたが、各議案は賛成多数で決定されました。改めて感謝申し上げます。
大会は本来、集う中で互いの一年の活動をねぎらうと共に、今後の方針について様々な角度から意見を出し合って決定する場です。次期大会が感染症を巡ってどのような状況の中で迎えることになるか不明な点はありますが、最大限本来の開催を目指して準備を進めていきます。
また、方法を工夫し各ブロック・都道府県の皆さんと情勢の共有や意見交換に努めたいと思います。中央本部もテレビ会議を導入し、出来る限り顔が見える状態での連絡、相談に努めています。
2月全国一斉休校要請、4月緊急事態宣言、5月宣言解除、6月移動自粛要請緩和を経て一気に経済成長が前面の政策に舵が切られました。しかし再び感染者数増に加え感染経路がつかめない人の割合も増加し、目先に走る経済優先策は市民生活に一層深い不安をもたらしています。
何より春の段階で失った仕事・収入という生活基盤の回復が全く進んでいないことへの働く人々の恐怖、エッセンシャル・ワークと持ち上げただけで何一つ労働条件の改善が進まないケアワークに従事する人々の疲弊は、計り知れないものがあります。
長い自粛期間が、子どもや高齢者の健康にとって取り返しがつかないほど影を落としてもいます。あらゆる場面で、生命が、権利が、人として生きる保障が脆弱だと明らかになりました。
この状況を変える政治が必要であり、「不都合」を隠し、腐敗と驕りの政治を続ける自公政権を倒すことです。踏み込んだ野党協力を新社会党は一員として目指しましょう。
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