党の出番が増えている
野党と市民の共同を追及
憲法を壊すな
改憲勢力に圧倒されるこの1年にもかかわらず、ひるむことなく闘い、成果を具体的に報告しあう大会となりました。
確かに改憲勢力、新自由主義勢力との間に天地ほどの力の差があります。安倍自民党は国政5連覇です。しかし、安倍政権は取り巻きに利権をはかり、虚飾の経済政策は大企業の利益の増大、働く者の貧困化を進めているという脆弱点があらわになっています。
1年間の「モリカケ」追及が実を結び、今や安倍政権は崩壊寸前です。いかに改憲勢力が国会を席巻しようが、汚れに汚れきった手で憲法を改悪するなと今こそ反撃するときです。
2015年9月に戦争法が可決した時、国会を包囲する民衆の中からこれで終わりではないと、「野党は共闘」のコールが起こりました。野党と市民の共同で、選挙で国政を変えなくてはならない、その努力の始まりとの決意が示されました。
以来、国会に議席を持たない新社会党も各都道府県レベルで汗をかき、共闘と選挙戦の一翼を担ってきました昨年の総選挙で野党共闘がいったん崩されましたが、時間がないなかで、その再構築に全力が払われました。兵庫では候補者を立てて野党と市民の共同を追求しました。東京で、新潟で、北海道その他多くのところで頑張った経験が報告されました。
この大会の直前には、徳島の自治体選挙で3議席から4議席へ前進する成果が得られました。新潟から報告があったように、野党と市民の共同を活かす統一自治体選挙に向けての努力が始まっています。全力で自治体選挙に取り組み、それを参議院選挙につなげましょう。
参議院選挙の野党共闘はまだ芳しくありませんが、その成功は日常の運動で信頼関係を築き上げたものであり、政党が背を向ければ選挙に勝てないという実力を共闘側がつけてこそです。私たちも国政の一角を占める努力を続けます。沖縄との連帯強化 沖縄では糸数慶子参院議員の講演にあったように、安倍政権は巧妙に選挙戦を仕掛け、国政選挙並みの力で名護市長を奪いました。秋の県知事選はもっと激烈でしょう。首都圏の空にもオスプレイが飛来し、配備が強行されています。オキナワの全国化です。急きょ私たちも沖縄派遣団を組み、現地と連帯し学びます。
福島原発事故を消し去ろうという策動の中で、特別報告にあったように被害者の痛切な怒りが発せられています。私たちは平和問題や労働運動は得意です。しかし、それだけではすみません。貧困と社会保障の劣化が目も当てられないような状況です。それが改憲勢力の組織する基盤にされています。私たちは貧困に悩み、不安を抱える民衆の声を聴き、その対話の中で具体的な政策を語り、共感を得るよう言葉を磨かなくてはなりません。
機関紙活動や組織活動で報告があったように新しい仲間をつくり、その仲間に機関紙購読を働きかける。このような努力を党全体に広げること、分局の担い手を増やすこと、それが党運動を支える機関紙活動です。 悪政の広がりで党の出番が増えています。それを活かしてまた一年間頑張りましょう。
|