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  各界から連帯 (あいさつ順) 2015.6.13〜14


 社会民主党全国連合 党首  吉田 忠智さん


 日本社会党解党から20年が経ちました。私たちはこの20年の歩みをかみしめなければなりません。先ほど松枝委員長から社民党に対する期待の話がありましたが、しっかり受けとめたい。
 戦争法案は、今が勝負どきです。院内外の活動を結合し、廃案に全力を挙げよう。
 労働者保護法の改悪も何としても止めなくてはなりません。大震災から4年3カ月がたち、11万人が故郷へ帰れない中での原発再稼働は止めなくてはなりません。また、基地のない沖縄の実現へ本土も力を合わせよう。安倍政権の政策は国民の支持を得ていません。その弱点をついて、暴走を止め、安倍政権を打倒しよう。来年の参院選で改憲勢力に3分の2議席を与えないよう、共に闘おう。



全国労働組合連絡協議会 議長  金澤 壽 さん


 今国会で審議中の重要法案に労働法制の改悪があります。衆院厚労委員会では、維新の議員が党として判断すれば反対とはいえないなど言い、これから労政審で審議する解雇の金銭解決に言及するなどかつてない乱暴な審議状況です。
 厚労省官僚が呪われた法案と言う労働者派遣法改悪案は過去2回廃案になっています。奴隷労働を強いる残業代ゼロ法案もあります。何としても廃案に追い込みたい。
 労働法制改悪と戦争法案は表裏一体です。全労協としてキャラバンを実施しています。関係するユニオンや地区労で取り組んでほしい。戦争法案反対の中心に労働者がいないといけません。沖縄、脱原発でも共闘をつくってほしい。この2、3年が勝負です。



在日本朝鮮人総聯合会 国際局副局長  李 泰栄さん


 今年は祖国解放70周年です。残念なことに安倍政権は過去の過ちを謝罪するどころか米国に追従し、北東アジアを深刻な事態に引き込もうとしています。
 安倍政権は14年5月の朝日合意で、平壌宣言に則って不幸な過去を清算し、国交正常化の意思を明らかにしました。この合意に基づいた拉致被害者を含めわが国の誠意ある対応を無視し、合意をないがしろにしようとしました。根拠もなく総聯議長と副議長の家宅捜査をしました。
 私は、日本政府が米国の朝鮮敵視政策に同調し、わが国への圧力と政治弾圧に強く抗議します。日本の植民地支配と侵略戦争の犠牲者の子孫であるがゆえに、戦後70年談話に注目し、朝鮮の自主的平和統一、北東アジアの平和に邁進します。



 在日韓国民主統一連合 副議長  宋 世一さん


 6月22日は韓日条約締結50週年です。戦後、反共軍事同盟として、日米安保と韓米相互防衛条約が締結されました。一方、韓日間では旧宗主国と植民地の関係で、65年に軍事同盟ではない条約が締結されました。
 しかし、米国の究極の目的は3カ国の軍事同盟にありました。安倍の戦争のできる国による自衛隊の派遣先は、真っ先に朝鮮半島です。それは今の韓日関係ではできません。
 韓日防衛相会談では、韓国は集団的自衛権の行使では必ず事前に韓国の承認を得る事と釘を刺しました。しかし、韓国軍の司令権は米軍にあり、韓国が反対しても米政府が認めれば日本の集団的自衛権は発動できます。戦争参加法反対の闘いは韓米日の軍事同盟を破綻させる闘いです。



  女性会議中央本部 共同代表  村上 克子さん


 55年前の安保闘争では岸倒せ!と訴えました。今は安倍倒せ!です。ファシスト安倍は国会で「日教組、日教組」とヤジを飛ばしました。
 元教師の私から見ても、安倍の手口は麻生副総理が言ったように、ナチスの手口を真似ています。形ばかりで、言いたい放題、それに国民は洗脳されてあの結果です。国民にも責任があります。
 国民を弾圧する方法にはマスコミ支配と教育支配の2つがあります。安倍は子どもたちを戦場へ送るように教育を支配下に置いています。
 いま、教科書採択に向けて全国で展示会が行われています。育鵬社と自由社の教科書を採択しないように意見を書きましょう。地域で地道に、女性が中心となって、護憲平和を拡げていきましょう。



 平和フォーラム代表  福山 真劫さん


 戦後民主主義が最大の危機を迎えています。解釈改憲で自衛隊が米軍の指揮下で中東や東アジアで戦うことを可能にする戦争法案は、廃案に追い込む必要があります。
 平和フォーラムは、1000人委員会や総ががり行動実行委員会とともに安倍の暴走を本気で止める、絶対戦争法案をつぶす、戦争をさせないと決意しています。新社会党の皆さんも、全国全地域で1000人委員会をつくってほしい。
 運動の中心は3団体が組み立てた総がかり実行委員会です。6月14日の国会包囲、15日からの国会前座込みを皮切りに6〜8月闘争を全力で闘い抜こう。この運動によって勝利の展望を切り開こう、安倍を退陣に追い込もう。運動の輪は確実に拡がっています。



 党顧問が激励



 岡崎 宏美 さん


 結党から20年、政党要件がなくても全国組織として、いろんなところでいろんな運動をやっている、感激です。栗原君子さんから電話をいただき、「ここまで頑張ってくれて、ありがとうと伝えてほしい」と言われました。
 栗原さんからの電話のあと新幹線に乗り、名
 古屋からご高齢の婦人(90歳)と隣り合わせになりました。短歌の教室で月1回横浜に通っているそうです。横浜で降りる間際に「私は思ったことをきちんと伝えられなくて我慢してきたが、この年になって嫌なことを言わなければ」と初めて短歌の会で戦争体験から安倍政治を批判し、「9条を変えてはいけない」と言ったそうです。そして、「あなたは?」と聞かれて、握手を求められました。
 そこで思いました。私たちは分かって当たり前の塊です。でも、周りには必ず今の世の中はおかしいと考えている人がいます。そういう人たちと気持ちが通じ合える機会を持てるよう努力しなければいけません。
 この20年に誇りを持ち、元気で前に進んでいきましょう。



 上野 建一 さん


 20年間よく闘ってきました。当初、わずかの期間は国会議員が5人いましたが、ほとんどの期間はいません。長い間のご苦労に感謝します。
 今日集まった人の3分の2は、結党当時からの顔ぶれのようです。この間、国鉄闘争、平和と労働の二大大衆運動の中でよく頑張ってきました。
 ただ、この大衆運動の中で新社会党を大きくすることにかなり立ち遅れました。そのことを考えると、これから先、新社会党を政党らしく国会議員が出せるようにしたい。そうすると、死ぬまで頑張るしかない。できるだけ早く若い人を育てること、みなさんもぜひ頑張ってください。
 ところで、護憲の政治闘争は政党が前面に出る闘いです。民主主義が闘われなくなったら、我々の運動はさらに困難になり、新社会党の存在感が薄れてしまいます。
 千葉の憲法を活かす県協議会の運動をやっていますが、広がりを持てないことはありません。来年の参院選から憲法改定国民投票を見据えて頑張りましょう。





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