外に出て輪を広げよう 運動の活発化と前進に確信
この間の情勢を受けて、反原発、原発避難者支援、沖縄問題とその全国化、戦争法などの立憲主義の課題、そして参議院選挙をはじめとする各種選挙における共闘などの闘いの中で、党の活動が活発化していることが感じられる発言の数々でした。
そのような活動があったからこそ、民進党はメッセージでしたが、これまでの社民党代表のみならず、共産党や自由党、そして緑の党の代表が大会で初めて連帯のあいさつをしてくれたのだと思います。厳しい情勢が私たちを強くし、連帯が広がることを実感できました。
これらの闘いは運動の積み重ねの上にできているということも実感できましたが、組織や機関紙の拡大も含めて、あそこだからできる、自分のところでは無理ということにとどまっていてはなりません。
かつて原発再稼働反対の署名を一人で1000筆以上も集めた党員がいました。もちろんいつまでも一人であってはなりませんが、運動はまず一人から始める決意が必要です。
また、内輪の議論にとどまらず、外に向かって話し合いを広めよう、活動しよう、各種の運動の一員となって支えようとの報告がいくつも出されました。そしてそのような活動のなかで機関紙拡大ができたということも報告されました。
労働運動においては、多くの党員や機関役員経験者が定年を過ぎています。そのような中においても現職の労働運動と関わってその強化に努めています。
また、一部の労働組合では当たり前の運動を維持できています。それはあるべき党の組織活動でもそうですが、そのような現状は日々の努力、当たり前の努力の積み重ねでできています。
青年党員から入党の決意や党員拡大の思いが語られました。来年、再来年の大会で党員拡大の報告がされることを楽しみにしています。ただ、それはその発言者のノルマではなく、青年を支える支部の党員や他の全国の党員も拡大運動でこの思いを共有することが必要です。
もちろんこれらは大変困難な課題です。成果がなかなか出ないからこそ、支部や総支部で励ましあうことや意思統一することが一層必要です。そして、新社会党の綱領に確信をもって各種の学習を継続することが基盤になっているのはいうまでもありません。
機関紙については必死の努力で増部に転じる兆しが見えました。しかし、常に減部があり、それを超える増部が必要です。全国平均の取り扱い部数は一人5・7部です。10部以上は4県総局です。扱い部数を一人一部増やせれば、党の勢いが増すことは間違いありません。 たまたま一部増えたのではなく、いろんな活動とそれに基づく信頼関係の積み重ねの結果だからです。
中期政策の補強は連立政権を目指して多数派を勝ち取るために必要な政策です。現在の格差と貧困の中で、右派勢力にからめ捕られるか、あきらめるのかという現状に対して、私たちが切り込む政策手段です。
もちろん簡単なことではありません。そのためにも一年間党内外で議論を進めるために資料を提供し、中間集約的な議論の場を設けます。もう一歩前に出ましょう。
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