京都市内で、「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために」をテーマに9月15日〜16日、第24回コミュニティ・ユニオン全国交流集会が550人の結集で開かれた。
全国ネットワークは、75団体2万人が結集する全国組織で、冒頭、講談師の神田香織さんのチェルノブイリ原発事故などの講談の講演があり、続いて議案に入った。
岡本事務局長から活動報告・方針、また会計決算・予算の提案がされた。
主な活動報告は、
@ 「全国一斉解雇・トラブルホットライン」は、参加ユニオンの拡大、全国の相談ネットワークを広げて、24都道府県、38ユニオンで134件の相談を受けた、
A各地で労働行政交渉を推進させてきた。各地から要請事項をまとめ厚労省、各地の労基署、ハローワーク、労働局交渉を積み上げ、現場の声を上げた成果を得た、
Bユニオンセミナーの開催。第1回ユニオンセミナーを取り組み全国12都道府県、19ユニオンが参加した。全国ユニオンの経験、課題を共有し、参加者の成長と活動の活性化につながるセミナーになった、
C有期労働契約規制、労働者派遣法抜本改正、最賃引き上げ、均等待遇などの取り組みの課題と成果をまとめる、
D新たに4団体が加盟する。ユニオンネットお互いさま、茨城ユニオン、ひょうごユニオン(正会員)、自治労大分県本部全国一般大分地方労働組合(協力会員)が加わり、空白県は15県になった。これらの活動、取り組みが丁寧に報告され、活動方針とともに全会一致で承認された。
夜は、同じ会場で大夕食交流が行われた。韓国から招いた韓国民主労総の仲間による太鼓演奏、地元の祇園囃子などアトラクションを交え、全国ブロックの紹介がされた。
2日目は、各分科会に40人が参加して、@〜Aメンタルヘルツ、B有期雇用、Cセーフティーネットの使い方、D労働相談110番、E組織運営、F労働組合の結成、G職務評価、Hフィリピントヨタ労組の闘い、I職場の人権、J3・11〜橋下イズム、K手芸工房の12の分科会をもった。2時間30分の時間であったが、当面の核心について議論できたなどの報告があった。
閉会集会は、ケアワーカーの正当な職務評価を求める特別決議が採択され、無縁社会の「危機」から未来への「希望」へ全国ユニオンの役割を明らかにした集会宣言を確認し、次回の開催地は山形県上山温泉に決まった
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