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2014.02.25
 
米韓合同演習始まる 北東アジアの緊張あおる


 
 米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」が2月24日から3月6日まで、「フォールイーグル」が4月18日までの日程で始まった。スカパロッティ在韓米軍司令官は「キー・リゾルブは米韓合同軍の即応性強化のために必須の訓練であり、米軍兵員5200人が参加」し、「フォールイーグルは陸海空および特殊部隊の野外機動訓練で米軍7500人が参加する」と発表した。
 一方、朝鮮民主主義人民共和国は「あらゆる敵対行為の全面中止と関係改善の道」を訴え、演習中止を求め続けてきた。


 昨年の同演習では核弾頭搭載可能な長距離戦略爆撃機B‐52がグアム島アンダーセン基地から、B‐2ステルス爆撃機が米本土から参加し、爆撃演習を行った。B‐52は米核戦略の「支柱」である。米韓連合司令部は「通年行われる防御的訓練」と主張しているが、実際は「作戦5027」への移行という「北朝鮮占領・政権崩壊」を目指す演習である。
 

 平和を求める日本の市民は米韓合同演習を、日本を含む北東アジアの緊張を高める軍事挑発として中止を求めている。朝鮮半島の緊張の根源は「停戦」に放置されたままの戦争状態にあり、「停戦協定を平和協定」に締結することが対立関係解決へと繋がるが、米国は60年以上拒否している。昨年は南北協力で進めたケソン工業団地閉鎖の危機まで生じた。


 一方、安倍政権は核武装化を追求している。日本は大量のプルトニウムを保有しており、任意のときに核兵器を製造・使用できる技術力を備えている。

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