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2017.05.23
5月9日
ロシア勝戦記念日祝賀パレード



 
 5月9日、ロシア全土で大祖国戦争(1941?45)戦勝72周年記念の祝賀行事が行われた。
 この日は新年をも上回る国民的な祝日、異なる意見を持った人々を一つにする記憶の日である。それはナチス・ドイツを降伏させた勝利がソ連の兵士と民間人2600万人以上という膨大な犠牲者によってもたらされたためだからだ。


 モスクワでは赤の広場で午前10時に式典が始まり、軍事パレードに1万人の兵士と100台を超す軍車両が参加、また、全土でさまざまなイベントに参加した市民は2千数百万人を超した。
 プーチン大統領は祝辞に先立ち、犠牲者に対する1分間の黙祷を宣言、「われわれには、勝利が膨大でかけがえのない犠牲を代償にして得られたこと、戦争が無数の命を奪っていったことを覚えておく義務がある。この化け物じみた悲劇を阻止できなかったのは何よりも、犯罪的な人種優位主義と世界の主要国の不統一によるものだ」と述べ、犠牲と崇高な忠誠心に敬意を表明し、「すべての家族のための祝日」を祝った。今年は軍人ばかりでなく、「ユナルミア=青年愛国運動」の運動員が初めて赤の広場を行進した。夕方には花火が打ち上げられ、祝祭は終了した。


 一方、米ロ関係が悪化する中で10 日、ラブロフ・ロシア外相はワシントンでティラーソン国務長官、トランプ大統領と相次いで会談、双方は「万難を排して国際的課題に協力して取り組む」と合意した。米ロ首脳会談は7月、ハンブルグでのG20首脳会議の中で行われると発表された。


 

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