2011年7月5日

    「原発さよなら集会」お集まりください


 評論家の内橋克人さん、作家の大江健三郎、落合恵子、鎌田慧、音楽家の坂本龍一、澤地久枝、瀬戸内寂聴、辻井喬、哲学者の鶴見俊輔の9氏が9月19日の「原発にさようなら5万人集会」への参加を要旨次のように呼びかけている。
 

 3月11日の東日本大震災によって、東電福島第一原発は、1号炉から3号炉までが最悪事態の炉心溶融(メルトダウン)を引き起こしました。2カ月がすぎても原子炉の暴走は収束する気配がなく、いまなお極めて不安定な状況がつづいています。

 これまでの放射性物質の拡散量だけでも、地域の住民と労働者ばかりか、まだ生まれていない将来の子どもたちの健康と生命にとっても、計り知れない悪影響を与えると危惧しております。

 原子力と人間の共生など、けっしてありえないことなのですが、それに気づいていながらも、私たちの批判の声と行動があまりにも弱かった、と深く悔やんでおります。

 いま原発を拒否する声はさまざまな運動となって拡がっていますが、私たちはこれまでの怠慢を反省し、政府や財界や電力会社などが、原発推進の巻き返しにでないためにも、さらに大きな市民の力で、原発依存の生活から脱却する道をあゆみだしたい、と念願します。

 わたしたちは、自然を収奪し、エネルギーを無限に浪費する生活を見直し、自然エネルギーを中心とする「持続可能な平和な社会」にむかうために行動します。

 その目標です。@新規原発建設計画の中止。A浜岡からはじまる既存原発の計画的廃止。Bもっとも危険なプルトニウムを利用する「もんじゅ」、「再処理工場」の廃棄。これらを実現して、わたしたちの生存と未来の子どもへの責任を果たします。

 
■集会案内
 日時=9月19日(月、敬老の日)午後1時〜
     *集会後パレード会場=明治公園(東京都新宿区)
     *JR千駄ヶ谷駅下車徒歩10分


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