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第T部 私たちは何をめざすか |
2.広範な共同戦線の構築へ
小選挙区制の廃止、企業団体献金の禁止、選挙の全面公営化、議員定数の削減反対のたたかいを強めます。
私たちは、これらを広範で多様な人びととともに全力でたたかいぬき、憲法改悪阻止の戦線を広く豊かに鍛え上げていきます。
私たちは、情勢と課題により社会民主党や日本共産党など他党との共同行動を進めますが、その基本はあくまで大衆的な運動を自ら組織し、参加し、発展させることに置き、その中で私たちの政策や方針、行動への理解と支持を広げていく立場をとります。
改憲反対の勢力の中には、たとえば第9条についても、「非武装」から「専守防衛」まで、「中立」から「安保条約容認」まで、さまざまな主張や立場の違いが存在しています。改憲派は、このズレを巧みに突き、「環境権」や「プライバシー」「知る権利」などを提起して、改憲派自身が否定してきた諸権利さえも、改憲の狙いをごまかすために利用しようとしています。
私たちは、このような憲法論争とあわせて、憲法改悪阻止の大運動を組織し、展開します。この大運動では、政策上の違いを残しても、「憲法改悪反対」の一点で共同できるあらゆる団体、個人を総結集するという大胆で柔軟な共同行動を組み上げることが必要です。
私たちは、できるかぎり持続的な共同行動を追求し、それを全国各地に根づかせていく立場をとります。労働戦線においてもナショナルセンターや単組・産別の枠をも越える運動を支持し、発展させます。
3.共同戦線に支えられる「憲法を生かす連合政府」
(1) 「憲法を生かす連合政府」
これらのたたかいの中で、「自分たちの政治権力と構造」を準備する政府をめざすことが日程に上ってきます。
そして、運動に参加する膨大な労働者、市民の判断と選択によって正しい政策や主張が支持され、確立していくことになります。
このような陣形をつくり、支配層の改憲の野望を打ち砕くことができれば、その勝利の上に、共同戦線に支えられた「憲法を生かす連合政府」を樹立する展望が開けます。
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